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イタリア旅行【Part10 ローマ市内後編&帰国】

フォロ・ロマーノを出てジェズ教会へ。
午前中の開館時間は12:30分まで。現在時刻11:50。急がねば!
早歩きでジェズ教会へと向かうのだが、途中の道にはカンピドーリオの丘やヴィットーリオ・エマヌエーレ2世<記念堂、ヴェネツィア宮殿など素通りするには勿体無い場所が幾つもある!
通りの道やレストラン等photgenicな場所にあふれているのだ・・・こんな場所【地球の歩き方】には載ってなかったよ~なんてぶつぶつ思いながらも、誘惑を振り切りジェズ教会にたどり着いたのは12:15分。ぎりぎりセーフ。なんでこの教会に行きたいと思ったのかというと、日本にキリスト教を布教したイエズス会修道士のフランシスコ・ザビエルが祭られている場所だからである。また、教会内部にはザビエルの腕の一部も安置されているらしいので、これは見なければと思ったわけだ。しかし、日曜日という事もあり、教会内部はミサに来ている人々で一杯!とてもじゃないが、奥の方にあるザビエルの礼拝堂まではたどり着く事ができず(神聖は時間に内部でパシャパシャ写真を撮れるほど気が強くないので・・・)、ほんの5分くらいで退出・・・
こんなに急いできたのに悲しい~。

ローマ石畳

ジェズ教会正面。天使なのか悪魔なのか分からん・・・






バチッチャ作【キリストの御名の勝利】


ジェズ教会内部、バチッチャによる天井画【キリストの御名の勝利】。実はこの教会に来た理由は、この天井画にもある。トリックアートの様に画枠から飛び出した雲や天使の姿を肉眼で見たかったのだ。感想:すげ~。だって、それ以上何も言えないよ。本当に凄いから!






ジェズ教会を後にして、サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会(真実の口)へと向かう。テアトロ・マルチェッロ通りをひたすら歩く。交通量の激しいこの道の排気ガスに眩暈を感じながらも、真実の口広場へと到着。
うん?なんか様子が変だぞ。人影がまばらだ・・・。イメージでは、真実の口に手を入れて写真を撮る旅行者の行列を想像したのだが、ほんの数人だけが残っており、後は鉄柵越しにカメラを構える人だけだ・・・。嫌な予感がした。真実の口は公の開けた場所にあると思っていたのだが、教会の外壁の横にあり、その外側を鉄柵が覆う様にして守られている。その鉄柵に一枚の張り紙。【今日の記念撮影は12:30分まで】・・・時計をみると12:28分。最後の数人だけが鉄柵の内側で並んでいて、それで終わりの様だ。なんとか教会の守衛に相談するも駄目。イタリア人って適当な割には、変な所で厳しいよな・・・・。
仕方がないので、鉄柵越しにカメラを構え撮影。なんか思ったほど良くないよ、真実の口って。←ちょっと悪態をついてみる。(P.S:実はナヴォーナ広場に向かう途中のお店の壁下に、ミニサイズの真実の口を発見!こっちの方が可愛くていいかも。写真は35mフィルムで撮っているので残念、ここには掲載できず。)


ローマ石畳

誰かの手が口に伸びようとする瞬間。










意気消沈しながらティヴェレ川沿いをカンポ広場へと歩く。途中、三角州の上に埋め立てられたティベリーナ島
に寄ろうかと思ったが、腹も減ってきたのでやめる事にした。次の目的地はカンポ・ディ・フィオーリ広場、ここにあるラ・カルボナーラというリストランテで昼食の予定なのだ。カルボナーラ大好きな自分としては、同じ名前を冠したこのお店に行かないわけにはいかない!って事でさっさと歩く。それにしても、今日は相当歩いている・・・だんだん旅の疲れが足に溜まってきて、靴底を擦る様な歩き方になってきた。


カンポ・ディ・フィオーリ広場前の道


カンポ・ディ・フィオーリ広場前の道。あのアーケードを超えれば広場へと出る。








イタリアの日曜日は食事好きな人には詰まらないかもしれない。なぜなら、多くのお店が休みだからだ。
日本なら到底考えられないが、それがイタリア。ラ・カルボナーラも閉店ならどうしよう・・・と思ったら、広場の奥の方にどっしりした作りのお店が、オープンカフェまで展開して繁盛している。ラ・カルボナーラだ。安心からか一気にお腹が減る。早速中に入り、カルボナーラを注文。美味しい! パルメザンチーズではない、他のチーズの濃厚な香りとカリカリのベーコンが一気に空腹を満たした。満足満足。次なる目的地パンテオンまでの足取りが軽くなった。

ローマ石畳


ラ・カルボナーラのカルボナーラと広場。チーズの上にチーズって凄いね。









昼間のワインで多少いい気分になりながら、ふらふらとパンテオンへと向かう。
パンテオンはローマ建築の中でも最も完全な形で残っている遺跡であり、ミケランジェロをして最も完成された建築物と賞賛された程の神殿だ。そのパンテオンの中に眠るのはラファエッロ。
偉大な人物が賞賛した場所で、偉大な人物が眠る。何とも感慨深い場所ではないか。

パンテオン


【全ての神々の】という意味を持つ、パンテオン。






パンテオン

パンテオン内部。天窓から漏れる光が、新たな光を作る。天窓が太陽を意味し、壁面に写る光が月を意味している、と思ったのだが、真相は分からず。誰か知っている人がいたら教えてください。









パンテオン

ラファエッロが眠る墓の横にある石碑。ラファエッロ・サンティの文字がある。







パンテオン

パンテオンから見るオベリスク。古代ローマの空も同じ色をしていたのだろうか・・・





旅の最後の目的地ナヴォーナ広場へと向かう。ローマっ子憩いの広場として人気を2分するカンポ・ディ・フィオーリ広場とナヴォーナ広場。ナヴォーナ広場には、ベルニーニ作の【4大河の噴水】がる。ベルニーニの出生作としても有名なこの噴水は、ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタ川を意味する像で装飾され、キリスト教が世界に君臨している事を意味しているそうだ。キリスト教世界にどっぷりと触れる旅の締めくくりには丁度いい。ここで、ドルチェでも食べながらのんびりと鑑賞しようと思ったのだが・・・・。そう、ここも工事中。噴水の周りを無機質な立ち入り禁止ガードがぐるっと取り巻いていた。仕方がない、歴史的遺産を後世に残していく為にも定期的な修復が必要なのは当然の事。また今度くればいい。次に来る為の理由ができたじゃないか。ナヴォーナ広場横にあるリストランテでカプティーノをすすりながら、そう思った。 ムーア人の噴水



ムーア人の噴水。これがムーア人?









翌日、快晴。一度も雨に降られることなくイタリア旅行が終了。
次はどこへ行こうか・・・


飛行機


やっとギリシアを抜けた。まだまだ長い空の旅。





イタリア旅行終了。
旅行日数:8日
撮影写真数:865枚




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イタリア旅行【Part9 ローマ市内前編】

イタリア旅行8日目。残すところあと1日となった今回の旅行。
今日のスケジュールはコロッセオ→フォロロマーノ→ジェズ教会→サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会(真実の口)→カンポ・ディ・フィオーリ広場→パンテオン→ナヴォーナ広場と、ひたすら歩くコースだ。
コロッセオまでは地下鉄B線で移動するが、それ以降のルートは電車の通り道にはない。
効率良く全てのルートをカバーするには、結局歩くのがベストなのだ。
カメラのバッテリー残量を気にしつつ、今日も長い1日が始まった・・・

ローマ石畳


コロッセオへと続くローマの石畳。









コロッセオ近景

コロッセオ近景。駅を出てすぐ目の前にコロッセオが見える。







コロッセオ
コロッセオはでかい。しかも角度によって見え方が違ってくる。瓦礫の様に崩れている部分を含んで写すのが一番美しく感じたので、構図を決めるが、通行人やら停車中のトラックなどが入りこみ、なかなかポイントが見つからない。逆光になりながらも遂に見つけたポイント。でも通行人と車も入ってしまった・・・





コロッセオ近景


ポイントを変えてもう一枚。崩れ落ちた部分から光がもろに入り込み、フレアだらけの写真になってしまった・・・








コロッセオ内部

コロッセオ内部から。







地下部分
2Fからの写真。かつての国民の娯楽であった剣奴や猛獣が収容されていた地下部分がむき出しになっている。遺跡の雰囲気に似合わず、2Fへはエレベータで上がるようになっていた。
コロッセオは内部を見学するよりも、外観の壮大さに浸るだけで充分。
甲子園内部よりも、外部の蔦が絡まっている部分が良いのと一緒な感じ。




ローマ石畳



子供には、この石畳は歩きにくいよね。








コロッセオ近景



コロッセオから、SACRA通りを抜けフォロ・ロマーノへと。







フォロ・ロマーノは古代ローマ人の公共広場であり、発展の中心地でもあったらしい。
ティトゥスの凱旋門を抜け、聖なる道沿いに教会やバジリカ、神殿の遺跡が立ち並ぶ。
まるで、古代にタイムスリップしたかの様な気分にさせてくれる。


マクセンティウスのバジリカ


マクセンティウスのバジリカ






マクセンティウスのバジリカ

マクセンティウスのバジリカ。風化により侵食された石壁が、気の遠くなるような歴史の長さを感じさせる






石柱頭部

見事に彫り込まれた装飾に目を奪われると同時に、栄枯盛衰のせつなさもこみ上げる





神殿



ギリシア神殿を彷彿させる、双子神の神殿(右)とヴェスタの神殿








フォロ・ロマーノ

セヴェルスの凱旋門を抜けた先の階段より、フォロ・ロマーノを撮影。当時の営みを何となく想像できる。奥に見える緑が多い場所はパラティーノの丘。ここから見下ろすフォロ・ロマーノも絶景。





何かのレリーフ

何を意味しているかは分からないが、何故か目を惹いたので撮影






パラティーノの丘から望むコロッセオ

パラティーノの丘から望むコロッセオ






フォロ・ロマーノを後にし、ジェズ教会へと。本来なら、真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディアン教会の方が近いのだが、ジェズ教会は開館時間が午前の部と午後の部(16:00より)に分かれている為、先に行くことにした。しかしその決断が失敗の元になるとは、その時は予想だにしなかった・・・
To be continued...


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